民間の予想は当たらず?新元号は「令和」に決まったが...

    施行は、天皇陛下の退位に伴い5月1日午前0時から。

    菅義偉官房長官は4月1日、「平成」に代わる新しい元号が「令和」に決まった、と公表した。

    これまでネット上で、民間の元号予想ランキングが話題になっていたが、政府はそこで上位となっている案を避ける方針としていた。

    朝日新聞によると、元号選定手続きの要領で6つの留意事項を定めた。

    「国民の理想としてふさわしいような、よい意味」「漢字2字」「書きやすい」「読みやすい」「これまでに元号またはおくり名として用いられたものでない」「俗用されているものでない(広く一般に使われていない)」

    これらのほか、いくつかの条件などを考慮して、新元号を決めたという。

    では、民間の企業らは、どんな予想を発表していたのか。

    マーケティング会社「アイ・エヌ・ジー」(東京都)が3月上旬、渋谷センター街で女子高生300人を対象にしたアンケートで、「安久(あんきゅう)」が15票でトップだったと発表した。

    2位は「平和」(10票)で、3位は「嵐」「安政」「大成」(5票)。6位は「桜華」「永安」「希望」「朝日」「和平」、11位は「タピオカ」「安生」「安和」「光明」「将」「明成」「卍」「快明」。

    このように、人気スイーツである「タピオカ」や「卍」も入った。

    また、ヴィンテージワイン専門店「年号ワイン.com」による予想ランキングでは、「安永(あんえい)」が1位で、前述のアンケート結果でトップだった「安久(あんきゅう)」が続いた。

    3位以降は、「永安(えいあん)」、「永光(えいこう)」「永和(えいわ)」 「永明(えいめい)、「和永(わえい)」、「安栄(あんえい)」、「安明(あんめい)」、「栄安(えいあん)だった。

    こうした予想のなか、新元号は「令和」となった。

    新元号は、公表されたこの日ではなく、天皇陛下の退位に伴い5月1日午前0時から施行する。