• electionjp badge

れいわ新選組から難病の患者が政治家に。唯一その場で考えた、会見での"言葉"

ひらがななどが書かれた「透明文字盤」を使い、メッセージを伝えた。

山本太郎代表率いる、政治団体・れいわ新選組。

日本の政治史上、初めて難病、ALS(筋萎縮性側索硬化症)を患い、人工呼吸器をつけた政治家が誕生することが決まった。

候補者は、舩後靖彦さん。

記者会見を開くと、唯一その場で、メッセージを考え、支援者や報道陣らに伝えられた言葉があった。

舩後さんは、れいわ新選組から比例代表で出馬。「特定枠1」に名を連ね、当選確実が報道各社によって伝えられた。

車椅子に乗る舩後さんが、開票センターの会場に姿を見せると、支援者らから大きな拍手や歓声があがった。

そして、女性介助者に助けてもらい、スロープを使って壇上にあがると、記者会見がはじまった。

言葉を発することができない舩後さんの代わりに、介助者が事前に用意していたメッセージを代読した。

すべてのメッセージが読み上げられると、報道陣が質問。その一つが、「れいわ新選組が支持を得た理由は?」だった。

すると、舩後さんは、ひらがななどが書かれた「透明文字盤」を使い、こう一言で答えた。

「山本代表の魅力」

言葉を受けた、山本代表は「本当に心優しい人ですね」とはにかむと、こう同じ質問に回答した。

「国に足りない色々なテーマを当事者の方々が埋めてくださっている。この方々を国会に送りたいというみなさんの熱だと思います」

記者会見の最後。山本代表は、全国の有権者らにも向けたメッセージを送った。

「これほどまで世の中が変わっていく議員の誕生は、なかなかなかったと思います。これからみなさんも一緒に支えてください」