恋人探しのためのアプリ。「奇跡の一枚に騙された」男性と「バツイチ子持ちを隠された」女性

    さまざまなことがわかった。

    スマートフォンやインターネットに関する調査をしている「MMD研究所」が、恋人や新しい出会いを探すためのサービス「マッチングアプリ」の利用実態調査の結果を発表した。

    調査は、スマホを使ったネットのアンケート調査を通して実施。スマホを持つ20歳から49歳の男女1179人に聞き、認知度の低さやトラブルの内容などがわかった。

    以下、結果を見ていく。

    1.マッチングアプリの認知度

    回答者のうち、マッチングアプリを認知している人は、25.7%だった。

    2.マッチングアプリの利用経験

    マッチングアプリを「知っている」「名前だけ聞いた程度」と回答した人のうち、現在利用しているのは10.3%、過去に利用したのは19.9%で、合わせて30.2%だった。

    また、利用したアプリサービスは「Pairs(ペアーズ)」がトップで、「タップル誕生」が続いた。

    3.アプリを利用して実際に会った人とのその後

    アプリを使って、実際に会った人とその後、どうなったのか聞いたところ、「会ったがそれ以降はなにもない」が男女ともに最多だった。

    しかし、結婚するなど関係が続いた人が多いこともわかり、こんな結果が出たという。

    「現在付き合っている」は男性20.5%、女性18.5%。

    「付き合っていたが別れた」は男性23.8%、女性26.2%。

    「結婚した」は男性4.7%、女性2.4%。

    4.プロフィール写真の加工

    調査では、アプリ上のプロフィール写真を加工しているかも尋ねている。

    その結果、「加工している」「やや加工している」を含めて男性が31.7%、女性が53.3%で、女性の方が加工している割合が高かった。

    こういったこともあってか、アプリを使う中で経験したトラブルの内容を聞いたところ、男性のトップは「顔の見た目(写真)の詐称」(36.3%)だった。

    一方、女性で最も多かった回答は「恋活/婚活ではなく性行為を目的としていた」(42.1%)。次いで、「顔の見た目(写真)の詐称」(35.0%)となった。

    また、男女ともに「すっぽかし/ドタキャン」が上位に入った。

    具体的なトラブル内容には、実生活の出会いでもあり得る回答もあったが、アプリならではのものも寄せられた。

    「奇跡の一枚に騙された(40 代・男性)」

    「デートした相手の女性が友人を呼び、宗教の勧誘をしつこくされ、キレて帰らないと、抜け出せなかった(40 代・男性)」

    「20代半ばの人と会い、写真を昔のものを使用していたため会ってみるととても太っていた(20 代・女性)」

    「バツイチ子持ちを隠されていたことと、年齢をサバを読んでいた(20 代・女性)」