サンタクロースはいるのか、いないのか。あなたはどう思いますか……?
アメリカのドナルド・トランプ大統領がクリスマス・イブに発言した内容が物議を醸しています。
サンタクロースを信じる7歳の女の子に「サンタクロースがいるって、まだ信じているの?」と聞いてしまったからです。
北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)では、毎年サンタクロースの位置情報を提供しており、クリスマス・イブには子どもたちの「いまサンタどこにいるの?」という問い合わせに対応することになっています。
今年はトランプ氏も、メラニア夫人とともに電話対応に参加しました。
トランプ氏の元に、ある女の子から電話がかかってきます。
「やあ、コールマンさん?メリークリスマス。元気?君は何歳かな?」
会話の中で、トランプ氏はこう切り出しました。
トランプ氏「サンタクロースがいるって、まだ信じてるの?」
コールマンさん「うん」
トランプ氏「7歳って大人と子供のギリギリじゃない?」
コールマンさん「うん」
この発言にTwitterなどでは「子どもの夢を台無しにした」「無慈悲」など非難の声が相次ぎました。
ただ、女の子の両親は、娘がトランプ氏と6分以上も電話できたことを好意的に受け止めており、政治的に利用されていることに不快感を示しています。
BuzzFeed Newsの取材に母親は「彼はとても親切でした。電話には、とても感銘を受けました」と、父親も「こんな大ごとになったのは馬鹿馬鹿しい」と話しています。
一方、アメリカ大統領とサンタクロースに関するこんな逸話もあります。
ケネディ大統領「昨日サンタと話したよ」
米ソ冷戦真っ只中だった1961年10月のことでした。
アメリカ大統領、ジョン・F・ケネディの元に手紙が届きます。
「もしソ連が北極を爆撃して、サンタクロースが死んじゃったらどうしよう…」
子供の心配に、ケネディ大統領はこう返しました。
「君の心配はよくわかるよ。ソ連は、北極とサンタだけでなく、世界中の国々と人々にとっての脅威だからね 」
「でも大丈夫、心配ないよ。私は昨日、彼と話をしたけど、元気だったからね。このクリスマスも世界中を周ると思うよ」
思わず心がほっこりする、素敵なお話ですね。
UPDATE
一部表記を改めました。