小金井ストーカー刺傷事件・いまも残る後遺症、代理人弁護士が被害者の状況を説明

    PTSDも

    東京都小金井市で2016年5月21日、シンガーソングライターの冨田真由さん(21歳)がファンに刺され、一時重体になった事件。冨田さんの代理人弁護士が12月16日、東京・霞が関の司法クラブで記者会見し、冨田さんの深刻な状況を訴えた。

    代理人の柴田祟弁護士によると、冨田さんは9月初旬に退院したが、現在も治療中。顔や首、手、腕に傷があり、今後、目立たないようにする手術を受ける予定だという。

    冨田さんは、刺されたときの大量出血によって脳梗塞になり、左目の視野が狭まっている。また、右手の動きが悪く、右足の親指は動かない。また、医師からは中度〜強度のPTSDに該当するのではないかと言われているという。

    冨田さんは「男の人がいると恐い、逃げられない空間が恐い」と話しており、付き添いなしでは公共交通機関を利用することができない状況だという。

    今後の芸能活動については、「いまは、考えられる状況ではない」と話しているという。

    この事件では、岩埼友宏被告人(28歳)が、殺人未遂などの罪で起訴されている。

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