【続報あり】8年前に行方不明になった少年が誘拐犯のもとから脱出。その後、無事保護された

    2011年から行方が分からなくなっていた。一緒に旅行をしていた母親は当時、遺体で発見されている。

    続報があります)

    ケンタッキー州で保護された14歳の少年が、8年前にイリノイ州で行方が分からなくなっていた少年だということが4月3日、明らかになった。

    ティモシー・ピッチェン君(当時6歳)は2011年から行方が分からなくなっていた。家族は彼の生存を信じており、これまで手がかりを探し続けていた。

    昨年、ティモシー君の親族のカラ・ジェイコブさんは「私は彼がどこかに生きていると確信しています」と語り、「私たちが探さなくてはいけない」とあくまで生存を信じていることを強調していた。

    4月3日、自らをティモシー・ピッチェンと名乗る少年が現れ、2人の男たちから逃げてきたと主張した、と警察の報告書には記載されている。身元が保護されたのはケンタッキー州・ニューポートだった。

    保護された当初、ティモシーくんは疑り深い様子だったという。後に彼が長年、傷つけられ、安全を脅かされてきたことが明らかになっている

    "He said his name was Timmothy Pitzen." This young woman wouldn't go on camera due to safety reasons but her willingness to hear a stranger out & call police, might have saved the life of a boy who was abducted and has been missing for over 7 years. @WCPO @ABC #TimmothyPitzen

    地元メディアの取材に対し、警察に通報した女性は、少年が車に近寄ってきて「ティモシー・ピッチェン」と名乗ったと説明した。少年は「助けて」「誘拐されていた」と話し、顔には殴られたようなあざがあった、と答えている。

    警察官が到着した際、彼は2人の男のもとから逃げてきたと主張した。捜査員たちは彼の主張を元に周辺のモーテルを捜索し、男たちを探した。

    YouTubeでこの動画を見る

    youtube.com

    2011年5月11日、エイミー・フレイ・ピッチェンさんは学校にティモシー君を迎えに行き、旅行に出発した。2日間に渡って、様々な州を横断した末にその行方が分からなくなったとエイミーさんの夫、ジムさんは捜索願を提出している。

    ティモシー君が最後に目撃されたのは2011年5月13日。ウィスコンシン州のウォーターパークに設置されていた監視カメラの映像だった。翌日、母親のエイミーさんの遺体がイリノイ州のモーテルで発見された。自殺とみられている。遺体のそばには、ティモシー君は無事であることを伝えるメモが残されていた。しかし、その後、8年に渡って彼の行方は分からなくなっていた。

    ティモシー君の家族はエイミーさんがうつ病を患っており、結婚が失敗であったと考えていたことを明かした。だが、エイミーさんがティモシー君を傷つけたことはなかったと信じている。

    「彼女は優しく、周囲の人々へ思いやりを持った人でした」

    アップデート

    警察当局のその後の捜査で、ティモシー君だと名乗り出た人物は、DNA鑑定などの結果、別人だったことが分かりました。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:千葉雄登