「ビッチと間違えるな」16歳がスナチャに上げたのは犯行直後の写真

    スナップチャットには、血が飛び散った道路と赤く染まった手、「ビッチと間違えるな」の文言が写っていた。

    16歳の少女が殺人の容疑で起訴された。警察当局と同級生によると、ソーシャルメディアで罵り合いの末に、二人の18歳の少女を刺したという。

    ケイトリン・レオノール・カスティールジャは3月1日の午前2時ごろに刺し傷が原因となり、死亡した。カスティールジャは、同級生のヴィヴィアン・フォスターと一緒にサンアントニオ市にある容疑者の家に訪れていた。そして、道路上で喧嘩になった。

    カスティールジャとフォスターはマディソン高校を卒業した。16歳の容疑者は未成年のため、個人情報は明かされていない。しかし、北東独立学区の職員によると、同じ高校に通う生徒だという。

    カスティールジャの友人と親戚によると、カスティールジャと容疑者はこれまでも喧嘩を続けていたという。フォスターの兄弟でもある、元交際相手を巡って争っていた。

    カスティールジャの叔母のマリエ・フェルナンデスはKENS5の取材に応えた。彼女は、カスティールジャは「そこへ誘い出された」。容疑者の少女は脅されたと話しているが、「つじつまが合わない」と話している。

    3月1日午前1時ごろ、16歳の容疑者が警察に通報した。仕事から帰宅途中に二人に道路で襲われた。それに抵抗して、フォスターには軽傷を負わせて、カスティールジャには重傷を負わせたと話した。

    被害者の二人が彼女に「喧嘩したい」とソーシャルメディアで伝えてきたと容疑者は警察に話している。

    カスティールジャとフォスターが911に通報したとき、容疑者の家で彼女に襲いかかったときに刺されたと話した、とライブ・オーク警察は伝えている。

    警察は、容疑者を逮捕する前に、道路上で凶器を発見した。その後すぐに、殺人の容疑で起訴された。

    容疑者の弁護士は、容疑者はオンラインのいじめの被害者で自己防衛のために行動した、と主張した。しかし、3月4日に裁判所は容疑者を拘留する判決を下した。

    「今回の犯罪に対して、判決が急すぎると思う」「自己防衛の問題であることは明らかだ」と少女の弁護士のリビー・ウィーデルマンは話している。

    少女はソーシャルメディアで今も脅迫されていて、彼女の安全のために自宅監禁にするべきだとウィーデルマンは述べた。

    しかし、容疑者の同級生とカスティールジャの友人は、その少女がカスティールジャを刺したことをスナップチャットにあげたと話している。血が飛び散った道路と赤く染まった手、「ビッチと間違えるな」の文言が写っていた。

    「その少女は自分のことを常に伝えたいと思っている」「彼女は二人が喧嘩しに現れたと話しているが、二人は彼女の本当の意図を知らなかった。計画的な犯行だったと私たちは思っている」とカスティールジャの知人でマディソン高校に通う、16歳のアビー・グエラは話した。

    「彼女は常にトラブルを求めていた」ともグエラは述べた。

    カスティールジャもまた、他の少女たちと喧嘩することをツイートしていた。彼女の友人を追いかけてくる人に対して「襲いかかる」や「殴る」と言った言葉を使いながら脅していた。

    学校が発表したコメントで、マディソン高校の校長は、校内で喧嘩などの暴力は日常化していないと話した。教育行政の方針に沿って、いじめや生徒間のいざこざに対応している。暴力を振るう生徒は、「3000人を超える生徒の中で、少数の限られた生徒だ」と保護者に説明した。

    同級生や元同級生が、カスティールジャの死に対するショックや怒り、追悼の意をツイッターやインスタグラムでシェアしている。

    This is still so unreal. My heart has not stopped hurting. Fly high Kaitlin I love you #LLKLC 🧡

    「本当に起きたなんて思えない。悲しみが止まらない。愛しいケイトリン、高く飛んでって。」

    「ケイトリンはいつも楽しくて幸せな人だった。彼女を軽蔑する人なんて滅多にいなかった」「彼女の笑い声と笑顔は最高だった。元気いっぱいだった」とカスティールジャの友人で、2018年に一緒に卒業したマッカーディはBuzzFeed Newsに話した。

    19歳のグエラはカスティールジャとのやりとりを思い出し続けていた。あんなこと言わなければ良かったとの思いが残る。

    1ヶ月前にグエラは、カスティールジャの友人の一人と揉み合いになった。グエラは、お互いが殴り合い、芝生の上に転がっていく様子を映像でツイッターでシェアして、3人の少女を罵り挑発した。

    「本当に愚かすぎる行為だった。後悔している」「ソーシャルメディアで傷つけることを言っても何も起きないと考えていた。でも、私たちは度が過ぎてしまった。何が起きてしまうのかを知った今は、もう2度と同じことは繰り返さない」とグエラは話した。


    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:藤原哲哉