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「子ども、ほしくないかも」はどこからきているの? 不安の正体を暴く

もっとポジティブに、ちゃんと考えたいから、みんなでじっくり話し合います。

「私、子どもほしくなくなりました。小さいころは、大人になったら出産するのかな〜と漠然と思っていたけど、大人になったら俄然、ほしくなくなりました」

会社員の女性(27)が、こんな話をしてくれました。2016年2月に匿名ブログ「保育園落ちた日本死ね!!!」が話題になったころから、特にそう感じるようになったといいます。

「保活や、育児と仕事の両立に関するお母さんたちの叫びが悲痛すぎて、こんなのできるわけないじゃん…...って気持ちです」

別の会社員女性(32)もこう話します。

「子どもがほしいとは思います。でも、今でさえ仕事と生活を回すだけでいっぱいいっぱいなのに、子どもと、もしかしたら夫の面倒まで加わるかもと思うと、とてもこなせる気がしません」

子どもは何人ほしい? 理想と現実

国立社会保障・人口問題研究所は5年おきの出生動向基本調査で、子どもは何人ほしいかを聞いています。最新の第15回調査(2015年)では、18〜34歳の未婚男女が希望する子どもの数の平均は2.02人で、前回調査から低下しました。

また、夫婦を対象にした調査では、理想とする子どもの数は2.32人、予定している子どもの数は2.01人となり、いずれも過去最低となりました。

実際に子育てしている人だけでなく、若い世代にまで、子育ての不安は広がっているようです。

もちろん、子どもを産む産まないは、個人の選択として尊重されるべきです。ただ、「子ども、ほしくないかも?」と思う背景に、その人の希望を左右してしまうような社会的な要因があるのかもしれません。

BuzzFeed Japanは、子育て中のタレントや専門家とともに、その不安の正体について議論する番組を配信します。議論の参考にするためのアンケート「子ども、ほしいですか?」を募集しました。(アンケートの募集は終了しました)

アンケート結果は番組内で紹介します

番組では、このアンケート結果をもとに「子ども、ほしくないかも」と思う背景について、ゲストとともに語ります。

たとえば「育児と仕事の両立が大変そうだから」という意見には、「育児の大変さ」って具体的に何なのかを分析していきます。授乳、おむつ替え、離乳食、夜泣き......育児のタスクはたくさんありますが、その中には、技術や情報、サービスを活用すれば負担を減らせるものもあるはずです。

仕事ではいつも分担や効率化を心がけているのに、育児を効率化できないのはなぜなんだろう。育児も時代に合わせてアップデートしていけないのだろうか。そんな視点で「育児の大変さ」を見つめていきます。

負担や孤立をそのままにしない

この番組のきっかけは、東京都目黒区で5歳だった女の子が両親からの虐待によって死亡した事件が起きたことでした。一見、つながりがないように思えますが、虐待が起きる要因として、育児の負担感の大きさや、子育て中の親の孤立感などがあるといわれています。

この事件の後、「もう見過ごしてはいけない」と声をあげたのが、イラストエッセイストの犬山紙子さんら、子育て中のタレント5人でした。子育ての負担をできるだけ減らし、子育て中の親がもっと社会や情報とつながれるように、SNSで発信したり現場を取材したりする活動を続けています。

もっと肩の力を抜いて、がんばりすぎず、子育てに向き合えるように。番組ではともに考えていきます。


BuzzFeed Japanがいまを切り取るニュース番組「Buzz by BuzzFeed」。

2018年8月10日午後9時から、公開します。

【出演者】
犬山紙子(イラストエッセイスト)
福田萌(タレント)
坂本美雨(ミュージシャン)
山脇由貴子(心理学者・元児童相談所職員)
小林明子(BuzzFeed Japan)

番組の感想やコメントをTwitterのハッシュタグ「#バズバズ」「#ひとごとじゃない」で募集します。

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UPDATE

アンケート「子ども、ほしいですか?」の募集は終了しました。